痛風・高尿酸血症の治療 痛風・高尿酸血症の治療法について解説しています。

痛風・高尿酸血症の治療

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痛風の治療目的と計画

痛風の治療
高尿酸血症・痛風の治療目的は、まず第一に痛風関節炎の発症を防ぐことにあり、血清尿酸値を4.6~6.6mg/dLにコントロールした時が最も発症率が低い。
尿酸沈着によって併発する腎障害や尿路結石を発症せないことも重要である。
 
高尿酸血症・痛風には高脂血症、高血圧、耐糖能異常、肥満などの生活習慣病が高率に合併することが知られている為血清尿酸値のコントロール以外にも、合併症に対する配慮も必要である。

痛風関節炎の治療

痛風関節炎は一般的に疼痛が激しいため、患者の苦痛を除去することがその治療の目的となる。
治療としては、コルヒチン、非ステロイド性抗炎症薬、ステロイド薬の3つが選択できる。
 
痛風発作の前兆期にはコルヒチンを経口投与し、極期には非ステロイド性抗炎症薬を短期的に大量に投与して炎症を鎮静化させる。
ステロイド薬も有効な薬剤であり、患者の状態に合わせた投与経路が選択できる。

尿酸降下薬の種類

尿酸降下薬は、尿酸排泄促進薬と尿酸生成抑制薬に分類され、尿酸生成抑制薬はアロプリノールだけが使用可能である
尿酸排泄促進薬
尿酸排泄促進薬は、尿細管における尿酸の生理的再吸収を抑制することによって腎からの尿酸排泄能力を高め、血清尿酸値を低下させる作用がある。
 
プロベネシド
痛風の根本治療を可能にした薬剤で、以前から中心的治療薬として用いられている。
 
ブコローム
非ステロイド性抗炎症薬のうちの一つで、尿酸排泄作用ももつ。
 
ベンズブロマロン
尿酸排泄促進薬のなかで、最も尿酸排泄作用が強い。尿細管における尿酸の分泌後再吸収を阻害することで尿酸排泄作用を発揮する。 
 
尿酸生成抑制薬
アロプリノールは、プリン代謝経路の最終段階に働くキサンチンオキシダーゼを阻害する。血清尿酸値の低下とともに、尿中の尿酸排泄量も減少させる。

高尿酸血症の治療と目標

高尿酸血症の治療
高尿酸血症によってもたらされる体組織への尿酸塩の沈着を防止し、痛風関節炎や腎障害などを避けることが治療目標になる。

また、生活習慣を改善して、高尿酸血症・痛風の予後の改善を図ることが最も大切である。

過食、高プリン体・高脂肪・高蛋白食、飲酒、運動不足などの生活習慣を正す指導がまず大切である。

尿酸降下薬の選択

尿酸排泄低下型に尿酸排泄促進薬、尿酸産生過剰型に尿酸生成抑制薬を第一選択とし、尿酸排泄促進薬使用時には尿アルカリ化薬を併用して尿路結石の防止に努める。

中等度以上の腎機能障害や尿路結石の合併がある場合は、アロプリノールを選択する。

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痛風について